
今回は同じ方のブルガリアンスクワットを
(写真左)通常の両手にダンベルを持ったパターン
(写真右)身体の左側「遊脚側」からケーブルを引っ張りその回旋力に抗うパターン
で比較してみました。
一見するとどちらも同じ種目ですが、実は中身はまったく別物です。
見た目の違いわかりますでしょうか?
写真左(通常)
- 骨盤が斜めに傾く
- 遊脚側のお尻が落ちる
- 体重が分散している
写真右(ケーブルあり)
- 骨盤が水平に保たれる
- お尻が真下に落ちる
- 前脚にしっかり乗っている
ケーブルで回旋負荷を与える。たったこれだけで「お尻に効くかどうか」が変わります
このお客様に何が起きているのかと言いますと、
左は「頑張っているフォーム」、右は「機能しているフォーム」
この違いです。
何故ケーブルを使うと変わるのか?
写真右のパターンでは、
遊脚側からケーブルで引っ張る負荷を加えています。
すると身体は「このままだと崩れる」と判断します。
その結果
- 右中殿筋(お尻の横)
- 右腹斜筋(体幹)
- 右内転筋(内もも)
が同時に働きます。
お尻は単体で働く筋肉ではありません。体幹と連動して初めて機能する、これが本質です。
なぜダンベルを両手に持つ普通のブルガリアンスクワットでは出来ないのか?
よくある指導は「膝を外に」「お尻を意識して」「母趾球で踏んで」と指示します。
どれも間違いではありません。
ただしこれらは意識でコントロールする方法です。
しかし実際には人は狙った筋肉をうまく使えません。
今回上手く修正出来たのはケーブルを使うことで環境(外力)が動きを変えた、
つまり制約によって正しい動きが引き出された状態です。
左は「お尻を使おうとしている」
右は「お尻が使える状態になっている」
今回のケースから分かることは一つです。このお客様は筋力不足ではなく使い方の問題だった。
これからの指導は、筋肉を意識させるではなく環境を変えて動きを引き出す (制約主導型)。
まとめ
- お尻に効かない原因は筋力不足ではない
- 体幹と股関節の連動が必要
- 環境を変えると一気に変わる
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