ヒトは食べ物でできている

Netflixでヒトは食べ物でできている:双子で”食”を検証
という非常に興味深いタイトルのドキュメンタリー番組がありました。

毎年コンテスト期とオフ期に減量・増量を繰り返す我々ボティビル、フィジーク選手は
ダイエットにおいて食事内容がいかに重要であるか理解しています。
なにしろ、年がら年中筋トレをしている我々が体重を落とす手段は食事に変化を加えることしかありませんから。
ヒトの肉体は食べ物でできていることを身をもって感じております。
今後のトレーナー生活、選手生活に有益な情報が得られるかもと思い、番組を視聴してみました。

内容はこんな感じです。
栄養学の実験で困難なことは被験者の体質が皆違うということ。
ですから、同じ遺伝子情報を持つ22組の一卵性双生児で調査してみる。
8週間のにわたり双子の片方は菜食(Vegan)、もう一方は雑食(Omnivore)と2種類の食事のグループに分け、
運動能力や心臓、血管、腸内環境等についての数値を比較するというものでした。

Vegan(完全菜食主義)菜食-植物由来の食事 食物繊維と抗酸化物質が多く飽和脂肪酸が少ない。
Omnivore(あらゆる種類の食べ物を食べる)雑食-肉と乳製品をベースとした食事。カルシウム・鉄・タンパク質を摂取しやすい。

調査の結果ですが、大方の予想通り健康に関する数値=内臓脂肪、悪玉コレステロールなど、
Veganを選んだ方に改善が見られました。
気になる筋肉量ですが、その部分についての細かい話はなかったのですが(そこが一番詳しく知りたかった!)
VeganのほうがOmnivoreよりも生物学的年齢が若くなったそうです。
菜食は細胞の加齢を遅らせると。ようするに健康面においては菜食の方が良いという結論です。

4話すべて見終えた私の感想といたしましては、
この番組は人の健康のみならず食肉産業がもたらす温暖化、地球環境破壊に対しての問題提起をする内容、
しかも完全にVegan寄りに偏った内容だったのではないかと思いました。
私個人的には菜食主義、一度試してみたいですね。
畜産業の善悪はわかりませんが、
身体がどのように変わるか自分の身体で人体実験してみたいです。
ただ、今の生活の中でいざ実行するとなると現実的ではないです。色々人との付き合いとか、無理があります。

番組途中、植物由来の代替食を作る新興企業の方や、巨大養豚場の悪臭の被害を受けてい住民の方へのインタビューがありました。
どちらも現代社会の健康問題・食糧生産システムなどに対する問題提起なのですが、そのお2人ともがそろいもそろって
どれだけ長期間にわたってジャンキーなものを食べてきたのだろうというくらい過度の肥満(マツコ・デラックスみたい)だったのは滑稽でした。

Netflix 1話45分ほどの全4話です。菜食主義に興味のある方は是非ご視聴してみてはと思います。

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